名盤サマリー
メンデルスゾーンの協奏曲といえばバイオリンが有名だけども、ピアノ協奏曲も幾つか遺しており、22歳の時に作曲されたこの1番が最も有名。
ブラームスやベートーベンの協奏曲の演奏に定評のあるゼルキンだが、メンデルスゾーンの楽曲でもド迫力でスピード感を堪能する事ができる。
指揮のオーマンディもゼルキンの躍動感に合わせる形でオーケストラをしっかりとコントロールしており、没入感に浸れる演奏が特徴。
録音について
作曲者・曲名 | メンデルスゾーン・ピアノ協奏曲第1番 |
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演奏形態 | ピアノ協奏曲 |
ソリスト | ルドルフ・ゼルキン(p) |
指揮者 | ユージン・オーマンディ |
オーケストラ | フィラデルフィア管弦楽団 |
録音年 | 1950 |
レーベル | EMI |
名盤チャート
名盤のポイント
第一楽章冒頭からの沸き立つようなオーケストラから飛び出すフレーズ、ゼルキンの凛々しく迫力のある音に圧倒される。
フィラデルフィア管弦楽団も均整の取れた伴奏が非常に美しい旋律で両者の掛け合いのバランスが絶妙で、オーマンディのオーケストレーションの上手さを体感できる録音になっている。