クラシックの聴き方、楽しみ方

クラシックの魅力

はい、アビクラです。

ひと昔前はクラシックを聴くにはお金も労力がかかり、一部のコアな愛好家だけのものだったクラシック。

けれど今はインターネットの恩恵で、クラシックを聴くハードルは大きく下がり、幅広い音楽ファンにもクラシックを楽しめる土壌が整ってきました。

この記事では、これからクラシック音楽を聴いてみたいけど、何をどうやって聴いたらわからないという方へ、具体的な聴き方や楽しみ方をお伝えしたいと思います。

昔と今でクラシックの聴き方が大きく変わった。

ひと昔前は、クラシック音源を聴くこと自体が大変だった

思い返すと、私がヴァイオリンをやっていた20年前は、練習曲のカセットやCDは頂いたり、複製したりして聴いていました。

ただテレビやコンサートを通して出会うような興味のある音源は、タワレコや中古CDショップに出向き自分でクラシックコーナーで音源を探す必要がありました。

金額的にも当時の自分には1枚3000円もするCDはとても高く、学生にはぽんぽんと帰る代物ではありませんでした。

代わりに、図書館やレンタルショップにも通い探してはみるのですが、膨大なクラシック音源の中でピンポイントで聴きたいCDがそこに揃っているかといえば、他のジャンルに押され中々出逢えないわけです。

やっとの思いで買ってみたものの、蓋を開けてみると思ったほど好きじゃない、良くない、、という失敗も多々ありました。

今はネットによってお金を気にせずに無限に聴ける

ご存知の通り、今はYoutubeなどで聴きたい曲は勿論、解説やインタヴュー動画も含め、求める以上の情報が網羅されていると言っていいでしょう。

実際にCDが欲しいということであれば、Amazonなどでもロングテール商品が手に入りますし、とっても便利になりました。

またストリーミングサービスを使えば、携帯一つで場所を選ばず、好きな時に好きなだけ好きな曲に浸ることが出来ます。

当てもなくお店をホッピングしまくっていた当時から考えれば凄いことです。。

音楽、特にクラシックを聴く環境は、今ほど恵まれた環境はないですね。

失敗したと思う音源からも学ぶことあり

ただ、昔の様にたくさんの音源は無く、限られた音源をじっくり聴いていた当時を思い返すと、例えば意外にもハズレと思った音源にも思いがけない発見があったとも言えます。

「好きな演奏家はこうやって演奏してたけど、この人の解釈も新しい、面白いな」

「この人の演奏はあの人に比べて、技術は下手に聴こえるな」

とか。

こういった発見は、ストリーミングなどで「ながら聴き」をしていると、中々感じにくいことなのかも知れません。

後述しますが、この「違い」を認識することがクラシックを楽しみの一つでもあり、音楽センスも磨く方法でもあります

浴びクラ的クラシック音楽の楽しみ方

前書きが長くなりましたが、浴びクラ的クラシックの楽しみ方をご紹介したいと思います。

好みの演奏家を見つける

今では膨大な音源に触れること自体は簡単になったので、まずはYOUTUBEやストリーミングを活用して、まずは世界的に認められた演奏家から試しに聴いてみることをオススメします。

って言っても何から誰から聴いたらわからない、という方が大半だと思います。

以前の記事で、メンデルスゾーンコンチェルトを比較することを書いていますが、勿論それ以外にも弊ブログでは厳選した演奏家やシーン別のプレイリストを作成しています。

Spotifyの検索で、ABITAICLASSICと検索していただくと見つかります。

勿論、今話題となっている演奏家の演奏を聴いたり、クラシックが好きなお知り合いから聞いてみるというのも一つです。

極論入りはなんでもいいんです。

柔軟な耳を持って音楽センスを養う

もう一段階進んだ聴き方として、好みの演奏家が見つかったら、是非同じ曲の他の演奏家も聴いてみてください。

さまざまな音源に触れて比較をすることで、柔軟な耳を養うことが出来ます。

好き嫌いは感覚的なことなので良い悪いは無いのですが、

中には「カラヤン以外は指揮者を認めない」とか、「今の演奏家は音が画一的で聴く気にならない」といった批評を目にすることもあります。

これは個人の趣味の問題なので良し悪しはありませんが、余り知識や経験がない段階で、特定の音楽だけに偏ってしまうと、音楽の視野が狭め、センスを養う可能性を閉ざしてしまうようにも感じます。

まずは好きな演奏家を見つけ、それを軸にさまざまな演奏にも興味の幅を広げてみる。

そうして柔軟な耳を養うことで、音楽の知識だけでなく、音楽センスも磨かれていきます。

まとめ

本日はクラシックの聴き方をご紹介させていただきました。

現代のツールはひと昔と比べれば格段に恵まれており、今ほどクラシックを簡単に楽しめる環境が整っているタイミングはないと思います。

Youtubeやストリーミングのツールを使い倒すことで好みを演奏家を見つけながらも、さまざまな音楽を比較しながらセンスや知識を広げることが出来れば、もっともっとクラシックというジャンルを楽しむことが出来ると思います。

good classical music for your lifestyle.

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